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「 インドネシア 」

犠牲祭がやってきました~!

 
2015年9月29日 カテゴリー:インドネシア, 文化・習慣

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犠牲祭(インドネシアではイードゥル・アドゥハーとも言う)

イスラム教の2番目の祭です。

 

イスラム教の五行の5つ目、メッカーへ巡礼することの最終日にあたる日に、

巡礼に行かない敬虔なイスラム教徒は、

アッラーの神に羊や牛などの動物を生け贄として捧げました。

 

神に感謝の気持ちを表す大切な行事であり、

今年は9月24日(木曜日)に 行われました。

 

犠牲祭は祝日となるのでその日には学校やオフィスはみんな休みました。

 

■犠牲祭には何をしますか?

 

犠牲祭の前の夜には一晩中モスクから

タクビールという神へのお祈りの声が響き渡ります。

 

午前6時頃に家族と一緒にモスク又は広場に

犠牲祭日に行われる特別のお祈りをしに行きます。

 

モスクの近くの所で動物を生け贄にする儀式が行われます。

 

切ったその肉をみんなに配ります。

肉料理を作って、お祝いに家族とみんなで一緒に食べます。

 

犠牲となる動物には決まりがあって、

羊なら一人で一匹、 牛や水牛やラクダならば七人で一頭犠牲にします。

 

そして、その動物の肉の3分の1は貧しい人への分け与え、

次の3分の1はご近所へ、 残りの3分の1は自分の分となります。

 

イスラム教には、貧しい人の気持ちを実感するために

断食という習慣がありますが、

犠牲祭のとき、そしてその3日間後は断食禁止の日となります。

 

せっかく動物を生け贄したからみんなと一緒に肉料理を楽しめる時間です。

 

■犠牲祭の歴史というと・・・?

 

犠牲祭の歴史というと

神の預言者イブラヒム(アブラハム)とイスマイルの話が有名です。

 

預言者イブラヒムが、夢を通じて神から

自分の子イスマイルを生け贄にするように言われました。

 

信仰心厚いイブラヒムはイスマイルを連れて、

生け贄を捧げるために山へ行きました。

 

そして息子も神からの命令だから覚悟を決めて、

いよいよ生け贄を捧げられたら、迷子の羊が現れました。

 

神は二人の厚い信仰心や誠実を受けて下さって、息子の代わりに羊を送って、

イブラヒムは、その羊を生け贄として神に捧げました。

 

羊は神からの恵みのものでした。

 

犠牲祭はそのことを記念するため

毎年延々と続けられてきた儀式となったのです。

 

私たちのため犠牲になってくれた動物たちの命に感謝しております!

 

犠牲祭おめでとうございます!

 

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インドネシア流マスク

 
2015年8月27日 カテゴリー:インドネシア, 生活

ジャカルタでは、歩行者、バイクに乗っている人などがマスクを着けている光景をよく見かけます。

 

車やバイクの急激な普及で、大気汚染による環境問題もその深刻さを増している中、人々も個人個人で対策をとるようになってきた事が理由のようです。

 

今回はそんなマスクについて。

 

こちらでは日本のような紙の使い捨てタイプよりも、布製で何度も洗って使い回しが可能なタイプが主流です。

 

そして、日本ではお目にかかれないような、マスクらしからぬデザインも見どころでございまして。

 

こう見えて、大人用です。

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大人でもこういった前面キャラクター系のマスクをためらいなく着けている人をよく見かけます。

そして生地はというと、どうやらフェルト生地のようです…。呼吸が苦しそうです。

 

続いて…

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アクリルの毛布をマスクの生地に利用してみたようなマスクです。

肌触りはいいとして…、これまた呼吸が苦しいのではないかという毎度の疑問が…。

 

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我が家ではダースベーダータイプと呼ばれている、このマスク。

デザインもさることながら、通気性の悪さと呼吸の難しさについては群を抜く一品です。

 

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生地はどうやらウレタンのようで、一枚が非常に分厚いにもかかわらず、その二枚重ね。

間違いないです、苦しいです。

どうやら、生地が分厚ければ、汚い空気も入ってこないそうです。

 

マスクは紙の使い捨て用も使いますが、布でできたバイク専用のものや、バンダナを使う人も多いです。

 

最初、「マスク姿でバイク」を見て、暴走族か!とたじろぎましたが、今では私もバイク乗る時はマスクを愛用しています。

 

日本人は他人にうつさないよう配慮する意味でもマスクをしますが、ここインドネシアでは自分がよければそれでよし、なようです。

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2015年 断食明け大祭(レバラン)を迎えました

 
2015年7月30日 カテゴリー:インドネシア, 文化・習慣

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世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国、ここインドネシアでは、

毎年断食月明けのレバランは、国を挙げてのお祭り騒ぎとなります。

 

約一カ月間にもわたる苦しい断食も、

このレバランに家族や親戚揃って祝える事を思えば苦ではない

と言い切れるほど、

イスラム教徒のインドネシア人には一年で最も大切で待ち遠しい日です。

 

日本の行事で、もっとも近いのは、ずばり「お正月」

 

そこで、今回は日本のお正月との類似点を書きながら、

インドネシアのレバランを少しだけご紹介したいと思います。

 

<大勢の人たちが田舎に帰ります>

日本人が家族や親戚で揃って元旦を迎えるのと同様、

インドネシア人の多くがこのレバランには家族や親戚と過ごそうと、

田舎へ帰省します。

 

国全体の人口の大部分を占める

約2億人がイスラム教徒といわれているインドネシア。

 

都市部には、出稼ぎなどで田舎からの移住者が多いため、

その人達が一斉にこのレバランに向けて、田舎に帰る大移動を始めます。

 

もちろん、都市から郊外への道路では、どこも渋滞が発生。

 

ですが、日々の大渋滞が社会問題を超えて

名物にすらなりつつある首都ジャカルタでは、

このレバラン中に限り、道が空くという奇跡が起きるんです!!

 

普段のジャカルタを知っている人なら、

この渋滞知らずのレバランの移動で開放感を覚える事、間違いなし~♪

 

<決まったセリフがある>

日本では、

「明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します。」

 

インドネシアでは、

「Minal Aidin Wal Faizin, Mohon Maaf Lahir dan Batin」

 

意味としては、

「この一年間、私の行った過ちをどうかお許しください。」

というような意味だそうです。

 

レバランには家族、親戚、知人と全ての人達に対して、

お互いにこのセリフを交わし、一年間のお互いの罪を許し合います。

 

<レバラン中ならではの料理やお菓子などがある>

日本では、おせち料理やお雑煮など、

お正月に決まった食事をする風習があるように、

インドネシアでもレバラン中に食べられるものというのが決まっています。

 

○クッキー

様々な種類のクッキーがありますが、

特にパイナップルジャム入りのナスタールというクッキーが有名です。

 

○パダン料理のルンダン

元々は、スマトラ島パダンという限られた地域の料理でしたが、

今ではジャワ島など多くの地域でも食べられています。

ココナッツミルクと複数のスパイスで長時間煮込まれた牛肉料理。

レバランなどのお祝い事にはかかせない料理です。

 

インドネシア人は、宗教、昔ながらの風習をとても大切にしています。

 

古き良き日本のお正月が垣間見れる、

インドネシア2015年レバランでした。

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コモドドラゴンに会ってきました!

 
2015年7月28日 カテゴリー:インドネシア, 観光

イスラム教徒が多いインドネシアでは、

毎年断食明け大祭の時期に約一週間の休みがあります。

 

正確には祝日は2日だけなのですが、

ジャカルタでは官公庁も民間会社も一週間ほど休みになり、

インドネシア人達はそれぞれの田舎に帰省して断食明けを祝います。

 

日本の盆と正月が一度に来たような感じです。

 

さて、その休みを利用して、

私はインドネシア東部のフローレス島に旅行してきました。

 

大自然と人々の伝統的な文化が今も息づくフローレスは見どころが多く、

残念ながら全部はここでは紹介しきれませんが、

今回はその中から、世界自然遺産に登録されたコモド島に生息する

コモドドラゴンをご紹介します。

 

ちょうど私が行った時期は「婚活期」ということで、

どのコモドドラゴンもお相手探しに必死で、

観光客の目につく場所には一頭しかいませんでした。

 

私が出会った一頭はのんびりと両手足?を伸ばし、

砂地でじっとしていました。

 

周囲には大勢の観光客がいましたが、目だけ時折動かすだけで、

特別恐がることもなければ威嚇してくることもなく。

 

レンジャーによると、体長は約3メートルで35歳♂。

 

寿命が50〜60年のコモドドラゴンとしては

お年寄りの部類に入るのだそうです。

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とりあえず記念撮影。

 

たくさんのコモドドラゴンに会えると思っていたので少し残念でしたが、

コモド島周辺にあるピンクビーチ

(砕けた赤いさんごが白砂に混じってピンクに見える)

でのシュノーケリングでは、多くのカラフルな魚を見ることができました。

 

これまでハワイ、バリ、ロンボク、フィジー、

ニューカレドニア、モルディブなど、いろいろな南の島を旅しましたが、

フローレスはどの島とも似ていない個性溢れる島でした。

 

バリからなら飛行機(プロペラ機)で約1時間半です。

 

ぜひ皆様も機会があれば訪ねてみてください。

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ローカル市場へ潜入!

 
2015年6月29日 カテゴリー:インドネシア, 生活

きれいなスーパーマーケットばかりでは物足りないので、職場近くのローカル市場へ潜入してみました。

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山盛りのバナナコーナー。

ココナッツも大量にありました。

ここは野菜と果物を扱っている市場ですが、ヤギも売っています。

このヤギは食用、サテなどでも良く見かけますが「カンビン」といいます。

私は大好きです。

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ヤギかわいいのに、ごめんね。

 

時間は夜7時頃ですが、これから賑わってくる感じ。

開店準備をしている店もありました。

 

かなりローカル色の強い一角ですが、ここ、グランドインドネシア(ジャカルタ在住者なら誰でも知っている高級ショッピングモール)から歩いていけます。

民家が密集する一角にあり、インドネシアの人たちの普段の生活を垣間見たようで、楽しかったです。

 

しかし、値札の無い市場で買い物をするには交渉力が必要。

インドネシア語が苦手な私にはハードルが高い・・。

実際の買い物は次回、会社のスタッフに付き合ってもらって挑戦します。

 

<おまけ>

市場から離れた通り沿いに、ヤギの皮を張ったドラム缶を打っていました。

名前はBEDUG(ベドゥグ)。

ラマダンの時に打ち鳴らして使用するんですって。

 

今年は6月18日から、断食(ラマダン)が始まっています。

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日本の生活では、なじみの薄いヤギですが、こちらでは大活躍です。

 

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