レバラン(断食明け大祭8月8、9日)から
インドネシア独立記念日(8月17日)と、
この2週間はイベント目白押しのインドネシアでした。
今なお、お祭りモードいっぱいのジャカルタですが、
連休明けから「渋滞」の毎日が戻ってきました。
ジャカルタでは渋滞の緩和政策として、
「朝と夕方の時間帯、
主要道路では車内に運転手も含めて3人以上乗っていないと通れない」
という法律があります。
そこで、人数補充のために生まれた職業、「ジョッキー」。
時間になると、道路脇に小学生くらいの男女から赤ちゃん連れの奥様までずらっと並びます。
彼らはジョッキーの印で指を1本(子供連れは2本)立てながら、乗せてくれる車を待ちます。
目の前に車が止まると、どこに行くとも知れない見ず知らずの人の車にすかさず乗り、
お金をもらうのです。
1回にもらうお金は距離にもよりますが、 おおよそ15,000ルピア(150円)くらい。
朝2回・夕方2回、乗ったとして1日600円。
日本の感覚からすると安いと思われるかもしれませんが、
インドネシアの物価を考えると、彼らの貴重な収入源です。
参考までに、インドネシアの物価の目安をあげると、、、
屋台のナシゴレン(インドネシア風焼き飯)・・100円
ローカルバス・・20円
タクシー初乗り・・60円
ペットボトルのお水・・20円
レギュラーガソリン1L・・65円
お米1Kg・・150円
ただし、ここ数年インドネシアの物価はどんどん上昇しています。
物価が上がれば、当然お給料も上がっていき、
2013年のジャカルタの最低賃金引き上げ率は、なんと40%!!
世界第4位の人口を持つインドネシア、新車の販売台数も前年比12%とうなぎ上り。
人々の生活水準の移り変わりを身近に感じるこの頃、
渋滞が解消される日は遠のいているようです。
主要道路スディルマン通りの渋滞