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ジャカルタのアパート事情

 
2013年9月24日 カテゴリー:インドネシア, 生活

皆様、こんにちは。

クラウンライン・ジャカルタ、不動産部の大盛です。

当地で働く、駐在員の方々は、日本ではマンションと呼ばれる「アパートメント」にお住まいの方が、大半だと思います。

ジャカルタのアパートは、ロビーも広く、装飾もゴージャス。

しかし、その反面、ソフト面では、日本と比べると劣っているのが、正直なところです。

そんなアパート生活にて色々なトラブルはつきものと言えますが、その対処方を知っていれば、慌てる事もありません。

一般的によく起こり得る事例と、解決法をQ&A形式でお知らせいたします。

 

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例1.インターネットが突然繋がらなくなりました。

答1.まずは、支払いがされてないことが考えられます。ケーブルTV、固定電話も含め、通信関連の支払いは、紙の請求書の発行が廃止される傾向にあり、E-mailで送られて来るケースが多くなっています。

E-mailでの請求書は、タイトルが英文やインドネシア語の場合、迷惑フォルダに入ってしまったり、広告メールと間違えて、ゴミ箱行きとなる場合も見受けられます。毎月の支払い金額は決まっていますので、数ヶ月分をまとめて払ってしまうのも手間がなくていいでしょう。

インドネシアでは、「止めれば払う(止めないと払わない)」が基本的な考えとしてあるので、支払いがないと、即効CUT OFFされます。しかし、お金を払えば、その3時間後には、接続されるというのが、いかにもこの国らしいサービス?です。

また、退去の際は、プロバイダーへのサービス停止の連絡もお忘れなく(仲介業者かご自身かを確認)。そのまま放置しておくと、退去後も支払い請求が来ることになり、SECURITY DEPOSIT(敷金)から引かれてしまうような事にもなりかねません。

 

例2.ケーブルTVの一部のチャンネル(映画等)が突然見れなくなりました。

答2.ケーブルTVのプログラムは各プロバイダーによって異なりますが、それぞれプランによって見れるチャンネル数は決まっています。日本人の場合は、原則NHKが見れれば、あとのチャンネルはあまり見ないという方がほとんどではないでしょうか?

よって、物件オーナーや仲介業者が申し込むプランもベーシック+NHKという場合が多いのですが、プロバイダーの方は、最初の数ヶ月だけは、申し込んでもいないチャンネルがプロモーションと称して(誰も頼んでいないのに・・)、全て見れることに。

それが、2ヵ月後に突然見れなくなり、「すわ、故障か?」となってしまうのです。

もし、NHK以外に特定の見たいチャンネルがある場合は、ご入居前にリクエストしておきましょう。ケーブルTVが家賃込みの場合、最初にプランが決まってしまうと、変更できない(差額が発生しますので)こともあります。ご注意を。

 

例3.居間にアリの行列が出るようになりました。

答3.害虫が好きな人は、いないでしょう。しかし、アリ、ゴキブリ、南京虫、ダニ、ハエ、蚊、蛾など、南国ですから、やはり虫はたくさんいます。

アパートの高い階数に住めば(5階より上くらい)、ハエ、蚊は、窓からの侵入はほとんどありません(高層階の部屋で出る場合は、エレベーターに乗ってやって来るのがほとんどです)。

または、低層階にお住まいの場合は、網戸をつける等の対策もとれます。ゴキブリ、南京虫、ダニなどは、部屋を清潔にする、もしくは公共エリアで害虫駆除薬を散布してもらう等の対策がとれます。

しかし、問題はアリです。

インドネシア特有の小さい赤いアリ、これはどこにでも現れます。新築だろうが、高層階だろうが、小さなコンクリートの隙間から這い出してきます。

インドネシアに来られたばかりの皆さん、びっくりして、アパートや大家さんにクレームしますが、正直、防ぎようがないのです。超高級アパートだって、出てきます。

対策としては、出たら、駆除剤を使うということです。スーパーに「ANTI KECOA DAN SEMUT(アリ&ゴキブリ駆除)」と書かれた白いチョーク上の駆除剤が売ってます。これを、アリの通り道にチョークで線を引くように塗ってください。これで、大概のアリは毒を咥えて巣にもどり、死んでしまいます。ほっとくと、突然また出ますので、また塗ってください。

もちろん、部屋の中に食べかすや、甘いもの(ジュースの缶)とか放置すると出てきますので、ご注意を。

毎日掃除して、きれいにしていても、雨などが降ると、地上から非難してきます(単に通り道になってる場合もあります)ので、この場合は運が悪いと思ってください。

 

例4.家に帰ると床が水浸しになっていました。

答4.まず原因が水漏れの場合、水漏れ箇所は多岐に考えられます。

一番多いのは天井からの水漏れ。これは天井裏に張り巡らされた上下水のパイプから漏れてる場合、または、上階から、何らかの原因(水道水の出しっぱなしや、エアコンからの水漏れ)で漏れてくる事が考えられます。

特に新築の場合は、使ってみないとわからないという世界ですので、水漏れも多発いたします。これは、高級マンションだからと言って例外ではありません。

また、別の例では、Water Heater(給湯器)からの水漏れ。タンクと給水のパイプの連結部分がうまくはまっていなかったり、破損している場合に起こります。

その他では、洗濯機の給水の蛇口と連結するパイプからの水漏れ。これは、洗濯機の使用時に給水しない時に蛇口を閉めれば、問題は解決しますが、開けるといきなり、勢い良く噴出します。

いずれにせよ、原因はジャカルタの上水道の水圧が強いことが、原因の一つと考えられます(皆さんもシャワーの水が痛いくらいに強いと感じることがあるでしょう)。

こんな水漏れですが、アパートのエンジニアに頼めば、大体は1日で修理完了します(インターネットの復旧と同じようなものです)。

水漏れ以外の原因としては、雨漏りがありますが、これは厄介です。

まず、雨漏りの場合は、外部(外壁)の破損、亀裂等から漏れている場合が多く、その箇所が特定できない限り、修理のしようがないという事です。

特に雨季になると、ゲリラ豪雨とも言うべき、横殴りの雨が窓を叩きつけ、その隙間から漏ることもあります(この場合は、窓枠にラバーを張ったり、シリコンで隙間をパッキンする等の対策が可能)。

しかし、風向きが変わると違う部屋の窓から漏ることも再度でてきますので、その都度、処置をしなければいけません。

インドネシアでは、雨漏りも天災の一つと考えた方がいいのかもしれません。

 

例5.道で弱りきっているかわいそうな子猫を拾いました。

答5.ジャカルタ市内は野良猫で溢れています(宗教の関係上、犬は取り締まわれているようで、野良犬には、ほとんどお目にかかりません)。動物好きのあなたが、道端で生後数ヶ月の子猫に遭遇し、拾ってきてしまうというのも無きにしも非ずです。

物件オーナー(大家)に聞いたところ、部屋の維持管理を前提に、飼ってもよいとの言質をいただきました。管理事務所も見て見ぬふりをしてくれるかもしれません。

しかし、ジャカルタのマンションの多くはペット禁止が原則です。

オーナーがOKを出しても、隣近所の住人に見られてしまい、その人が猫嫌い(動物嫌い)であった場合は、マンションの規則を縦に、管理事務所にクレームして来る事も考えられます。その場合には、オーナーがOKを出したとしても、集合住宅に住む限り、規則は規則ということで、猫を手放すか、退去せざる負えません。オーナーも仲介業者もどうする事もできません。

ペットをマンションで飼うという事は、全てが自己責任になってくることを覚悟しなければいけません。

犬の場合は鳴き声や散歩の問題もあり、ハードルは、もっと高くなります。ペットを飼えるアパートやタウンハウスもありますが、場所は郊外の場合が多くなります。

ペットを飼う場合は慎重に。

 

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