你好(ネイホウ)!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
早速ですが、今回は THE HONGKONG 食べ物編 と行きましょう!
香港でまず食すものといえば、まずアレですよね?アレ!
そう、「飲茶(ヤムチャ)」です!
まずは飲茶の基本情報をご案内いたします。
飲茶は単にお茶を飲むという意味ももちろんあるのですが、香港では「點心を食べながら中国茶を飲むこと」を指します。
家族の団欒だったり、友達同士だったり、会社の仲間だったりで、みんなで円卓を囲んでいろんな点心を食べ、中国茶を飲み、おしゃべりしながら親睦を深めます。
飲茶は、飲茶専門店か「酒樓(ジャウラウ)」と呼ばれる少し高級(?)なレストランのどちらかに行くことになると思います。
飲茶専門店の場合は、お茶を指定できない場合もありますが、「酒樓(ジャウラウ)」の場合は必ずと言っていいほど、席に着くや否や希望のお茶の種類を聞かれます。
基本的には以下の数種類が選択可能です。
●普洱(ボーレイ)・・・プーアル茶
油分を排出する効果があるため、脂っこい点心のお供として、一番人気です。
●香片(フェーンピン)・・・ジャスミン茶
花茶の一種で外国人には一番人気です。
●鉄観音(ティッグンヤム)・・・鉄観音茶
ウーロン茶の一種ですが、お茶の香りも楽しめます。
●壽眉(サウメイ)・・・じゅぴ茶
日本ではあまり聞かない名前かと思いますが、熱を取り除く効果のあるお茶で、香港で暮らす日本人と飲茶をご一緒するとサウメイ茶を好む方が多い気がします。味はすっきりとした味わいです。
さて、お茶を選んだあとは、一般的には飲茶のオーダーシートがありますので、そこに自分で個数を記入します。
こんな感じで、オーダーシートはもちろん全部漢字です!
(いろんな点心をのせたカートがきて、現物を見てオーダーできるレストランもありますが、今は非常に少なくなりました)
それでは、実際に點心を何種類か食べてみましたので、順番にご紹介いたします。
左上:メニュー023 豉椒蒸鳳爪
右上:メニュー028 豐料糯米雞
中左:メニュー038 韭王鮮蝦腸
中央:メニュー038 薄皮鮮蝦餃
中右:メニュー019 香煎蘿蔔糕
手前:メニュー027 蟹皇蒸燒賣
それでは一つ一つご説明していきましょう!
●豉椒蒸鳳爪(シーチュウジーンフォンジャァウ)
これは写真ではあんまりはっきり写っておりませんが、簡単にいえば鳥の足(ほぼ原形)を蒸したものです!すみません、突然衝撃が強すぎましたでしょうか?
ソースは、中華の豆豉(トーチ―)という調味料が使われています。比較的味が濃いです。
●豐料糯米雞(フォーンリィウノーマイガイ)
具がたくさん入った香港式ちまきです。蓮の葉で包んで蒸します。これ一人で一個食べるとお腹一杯になって、他が食べられなくなりますので注意してください!
思いのほかビッグサイズですので、何人かでシェアされることをお勧めいたします。
●韭王鮮蝦腸(ガウウォーンシンハーチョォーン)
蒸した米の生地に蒸したエビとニラを包んで巻いたもの。通常は大量の醤油をかけて?(かけられて?)みなさん召し上がっています。
飲茶で使われている醤油は、日本の醤油とは違い不思議なことに全然しょっぱくありませんので、お店の人に大量に醤油をかけられても焦らないように(笑)
●薄皮鮮蝦餃(ボッペイシンハーガァウ)
そのまんまですが薄皮エビ蒸し餃子です。飲茶でこれを頼まないと始まらないといっても過言ではないぐらい、皆さん必ず頼む定番ですね!
お味はあっさりとしていて、プリっとしたエビの食感がたまらない、日本人好みのお味ですよ!醤油をつける方もいらっしゃいますが、だいたいの香港人は何もつけずにそのまま食べます。
●香煎蘿蔔糕(フェーンジーンローバッゴウ)
大根餅をフライパンで焼いたものです。日本ではあまり食べる機会がないと思いますが、大根の甘みが感じられる優しいお味です。
おすすめの食べ方ですが、少し辣椒醬(ラッジィウジョーン)=チリソースを付けて食べてみてください。なんと表現したらいいか分かりませんが、とにかくおいしいです!
●蟹皇蒸燒賣(ハァァイウォーンジーンシィーウマァァイ)
カニミソ入りシュウマイですね。いわゆるシュウマイですが、中身は肉ではなく魚肉です。これもとても人気のある點心ですね。
そして、デザートで食べたカスタード入りマンゴー餅(メニュー052 香芒奶皇卷)
個人的な感想で大変恐縮ですが、これ最高においしいです!
私一番のおすすめでございます!
実は、私が今回伺ったお店は、以前ミシュラン1つ星に選ばれたことのある飲茶専門店で、飲茶をする時はここと決めています。
実際に行っていただいたら分かるのですが、外国人観光客にとても人気があり、開店時から行列ができます。
それが直接関係しているかどうかわかりませんが、地元の方は、ほとんど外賣(ンゴイマァーイ)お持ち帰りでささっと買って帰る方が多いです。
それでは、最後にお店の情報です。
是非、香港に来られる機会がございましたら、本場の飲茶を堪能してみてください!
それでは、また次回をお楽しみに!