こんにちは、
クラウンライン台湾で御座います。
台湾で買い物をする時、例えコンビニでジュース1本だけ買おうが店員さんは必ずレシート(發票:ファーピャオ)を渡してきます。
こちらが商品を受け取って急いで店を出たとしても
「レシート忘れてるよ!!」
と大きな声で呼び止めてくれます。
日本の感覚だとありがた迷惑のような気もしますが、実はこれには訳があります。。。
なんと、台湾のレシートは宝くじになっているんです!!!!
こちらがその台湾のレシート。
年月日の下にある「HW-・・・」が宝くじ番号となっています。
そして、政府が2か月に一度発表している当選番号と見比べて当選の有無をチェック!!
出典:財政部稅務入口網
上から順に、
特別奨が1000万元(=約3200万円)、
特奨が200万元(=約640万円)、
頭奨が20万元、・・・と、以下続きます。
何故こんなことをするかというと・・・↓
そもそも、なぜレシートに宝くじが付いたのでしょうか。
その理由は、脱税を防ぐため。
台湾では、領収証やレシートを発行する習慣が普及していませんでした。
また売り上げを自主申告し営業税(日本の消費税)を納めるため、脱税が多くありました。
こういった環境を防止するために、政府は1951年から宝くじ付きレシートを実施しました。政府の発行する公のレシートに通し番号をつけ、店舗側がレシートを発行すると政府に販売金額の5%が税金として入ります。
レシートには宝くじを付け、消費者側にもレシートをもらうメリットをつくり、確実にレシートを発行させる仕組みを考えたのです。
ところで皆さん、気づきませんか?
ふふふ。 実はさっきのレシート当選してるんですよ!!
なんと当選金額200元!!!(=約640円)
・・・。
私、台湾での生活をするなかで、この当たりを出すまではやめてたまるかと歯を食いしばり、雨の日も風の日もひたすらレシートを集めてまいりました。
その努力がやっと報われたのです。 200元ですが…。
当たりくじをどこで引き換えるかというと、町中の至る所にある郵便局(こちらでは郵局)で取り扱ってくれます。
肝心の引き換えは整理券を取り、換金の窓口を教えてもらい、窓口の人からレシートの裏に必要事項を書くことを教わり、何とか換金することができました。
旅行者の方でも例外なく受け付けてくれるので、皆さま機会があった時に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ただし、私はもう当たったのでレシート集めは辞めます(笑)