イスラム教徒が多いインドネシアでは、
毎年断食明け大祭の時期に約一週間の休みがあります。
正確には祝日は2日だけなのですが、
ジャカルタでは官公庁も民間会社も一週間ほど休みになり、
インドネシア人達はそれぞれの田舎に帰省して断食明けを祝います。
日本の盆と正月が一度に来たような感じです。
さて、その休みを利用して、
私はインドネシア東部のフローレス島に旅行してきました。
大自然と人々の伝統的な文化が今も息づくフローレスは見どころが多く、
残念ながら全部はここでは紹介しきれませんが、
今回はその中から、世界自然遺産に登録されたコモド島に生息する
コモドドラゴンをご紹介します。
ちょうど私が行った時期は「婚活期」ということで、
どのコモドドラゴンもお相手探しに必死で、
観光客の目につく場所には一頭しかいませんでした。
私が出会った一頭はのんびりと両手足?を伸ばし、
砂地でじっとしていました。
周囲には大勢の観光客がいましたが、目だけ時折動かすだけで、
特別恐がることもなければ威嚇してくることもなく。
レンジャーによると、体長は約3メートルで35歳♂。
寿命が50〜60年のコモドドラゴンとしては
お年寄りの部類に入るのだそうです。
とりあえず記念撮影。
たくさんのコモドドラゴンに会えると思っていたので少し残念でしたが、
コモド島周辺にあるピンクビーチ
(砕けた赤いさんごが白砂に混じってピンクに見える)
でのシュノーケリングでは、多くのカラフルな魚を見ることができました。
これまでハワイ、バリ、ロンボク、フィジー、
ニューカレドニア、モルディブなど、いろいろな南の島を旅しましたが、
フローレスはどの島とも似ていない個性溢れる島でした。
バリからなら飛行機(プロペラ機)で約1時間半です。
ぜひ皆様も機会があれば訪ねてみてください。