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「 ジャカルタ 」

インドネシア流マスク

 
2015年8月27日 カテゴリー:インドネシア, 生活

ジャカルタでは、歩行者、バイクに乗っている人などがマスクを着けている光景をよく見かけます。

 

車やバイクの急激な普及で、大気汚染による環境問題もその深刻さを増している中、人々も個人個人で対策をとるようになってきた事が理由のようです。

 

今回はそんなマスクについて。

 

こちらでは日本のような紙の使い捨てタイプよりも、布製で何度も洗って使い回しが可能なタイプが主流です。

 

そして、日本ではお目にかかれないような、マスクらしからぬデザインも見どころでございまして。

 

こう見えて、大人用です。

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大人でもこういった前面キャラクター系のマスクをためらいなく着けている人をよく見かけます。

そして生地はというと、どうやらフェルト生地のようです…。呼吸が苦しそうです。

 

続いて…

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アクリルの毛布をマスクの生地に利用してみたようなマスクです。

肌触りはいいとして…、これまた呼吸が苦しいのではないかという毎度の疑問が…。

 

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我が家ではダースベーダータイプと呼ばれている、このマスク。

デザインもさることながら、通気性の悪さと呼吸の難しさについては群を抜く一品です。

 

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生地はどうやらウレタンのようで、一枚が非常に分厚いにもかかわらず、その二枚重ね。

間違いないです、苦しいです。

どうやら、生地が分厚ければ、汚い空気も入ってこないそうです。

 

マスクは紙の使い捨て用も使いますが、布でできたバイク専用のものや、バンダナを使う人も多いです。

 

最初、「マスク姿でバイク」を見て、暴走族か!とたじろぎましたが、今では私もバイク乗る時はマスクを愛用しています。

 

日本人は他人にうつさないよう配慮する意味でもマスクをしますが、ここインドネシアでは自分がよければそれでよし、なようです。

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2015年 断食明け大祭(レバラン)を迎えました

 
2015年7月30日 カテゴリー:インドネシア, 文化・習慣

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世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国、ここインドネシアでは、

毎年断食月明けのレバランは、国を挙げてのお祭り騒ぎとなります。

 

約一カ月間にもわたる苦しい断食も、

このレバランに家族や親戚揃って祝える事を思えば苦ではない

と言い切れるほど、

イスラム教徒のインドネシア人には一年で最も大切で待ち遠しい日です。

 

日本の行事で、もっとも近いのは、ずばり「お正月」

 

そこで、今回は日本のお正月との類似点を書きながら、

インドネシアのレバランを少しだけご紹介したいと思います。

 

<大勢の人たちが田舎に帰ります>

日本人が家族や親戚で揃って元旦を迎えるのと同様、

インドネシア人の多くがこのレバランには家族や親戚と過ごそうと、

田舎へ帰省します。

 

国全体の人口の大部分を占める

約2億人がイスラム教徒といわれているインドネシア。

 

都市部には、出稼ぎなどで田舎からの移住者が多いため、

その人達が一斉にこのレバランに向けて、田舎に帰る大移動を始めます。

 

もちろん、都市から郊外への道路では、どこも渋滞が発生。

 

ですが、日々の大渋滞が社会問題を超えて

名物にすらなりつつある首都ジャカルタでは、

このレバラン中に限り、道が空くという奇跡が起きるんです!!

 

普段のジャカルタを知っている人なら、

この渋滞知らずのレバランの移動で開放感を覚える事、間違いなし~♪

 

<決まったセリフがある>

日本では、

「明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します。」

 

インドネシアでは、

「Minal Aidin Wal Faizin, Mohon Maaf Lahir dan Batin」

 

意味としては、

「この一年間、私の行った過ちをどうかお許しください。」

というような意味だそうです。

 

レバランには家族、親戚、知人と全ての人達に対して、

お互いにこのセリフを交わし、一年間のお互いの罪を許し合います。

 

<レバラン中ならではの料理やお菓子などがある>

日本では、おせち料理やお雑煮など、

お正月に決まった食事をする風習があるように、

インドネシアでもレバラン中に食べられるものというのが決まっています。

 

○クッキー

様々な種類のクッキーがありますが、

特にパイナップルジャム入りのナスタールというクッキーが有名です。

 

○パダン料理のルンダン

元々は、スマトラ島パダンという限られた地域の料理でしたが、

今ではジャワ島など多くの地域でも食べられています。

ココナッツミルクと複数のスパイスで長時間煮込まれた牛肉料理。

レバランなどのお祝い事にはかかせない料理です。

 

インドネシア人は、宗教、昔ながらの風習をとても大切にしています。

 

古き良き日本のお正月が垣間見れる、

インドネシア2015年レバランでした。

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メノウがいっぱい!@Blok M Square

 
2015年5月20日 カテゴリー:インドネシア, ショッピング

最近、とても大きな石の指輪をつけたインドネシア人男性が増えました!

 

この石は、主にBatu akik(メノウ)で、この一年で、ジャカルタだけではなく、インドネシア国内でブームを呼んでいます。

 

今は男性だけでなくて、女性や子どもにも人気があります。

 

このブームにあやかり、インドネシアで最大の石の市場Jakarta Gems Center(旧Pasar rawa bening)をはじめ、Blok M Square、Mal Blok M、Gemstone Thamrin Cityなどで、多くの店がメノウを販売するようになりました。

 

今回は、リットル東京のブロックMにあるBlok M Squareのメノウの店を訪ねてみました。

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Blok M Squareの入口にある、メノウの指輪をした大きな手の像。

 

2014年8月にBlok M Squareの地階(ブロックC&D)にメノウを販売する店が開店しました。

 

今年4月時点で、メノウの原石や加工品、加工作業をする店は約200にまで増えました。

 

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メノウを売る店には、カラフルなメノウの指輪がずらり!

 

指輪に使われるメノウには、さまざまな種類があります。

 

メノウの店のひとつ「Frank Gemstone」には、ジャワやスマトラ、スラウェシ、カリマンタンなどインドネシア各地からのメノウがあります。

 

オーナーのフランキーさん(46)によると、

今一番人気なのはbatu bacan(クリソコラ類)です。

 

スラウェシのバチャン島やカシルタ島に多いこの石は、自然に色が黒から緑に変わるユニークなものです。

 

アチェ産の黄緑色のメノウのbatu idocrase(アイドクレース)や、南スマトラ産の紫色のbatu akik lavender(紫色のカルセドニー)もよく売れています。

 

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左から紫カルセドニー、クリソコラ、アイドクレースの指輪です。

 

また、メノウに天然の模様が入ったbatu akik gambarも人気で、模様により値段が変わります。

 

鳥、龍、人の顔、クロス、イスラム教のアラビア文字などの模様は高価がつきます。

 

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ペンダントヘッドにした模様が入ったメノウ。最近これも人気です。

 

好きなメノウを選んで、それにチタンや銀、ロジウムなどの指輪の枠を合わせて、指輪にしてもらいます。

 

指輪の他、ペンダントヘッド、ブレスレットにも加工できます。

 

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ブラックオパールやスラウェシ産のヒスイ、pancawarna(5つの色のメノウ)、カリマンタン産のロードクロサイトなどの原石を販売している店もあります。

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地階の奥にはメノウをカットしたり研磨する場所が。加工料金は石の硬さにより異なります。

 

メノウの指輪は、以前からジャワ人男性に好まれていました。

 

着用者に幸運やカリスマ性、繁栄をもたらして、病気を治すなど特別な力があると考えられているからです。

 

今はファッションで着用する人が多いですが、メノウの不思議な力を信じる人も多いです。

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桜は見たし、花粉は怖し

 
2015年5月1日 カテゴリー:インドネシア, 生活

我が子が高校入学のため、家族で一時帰国。

この時期での帰国は、実に6年ぶり。

 

帰国前、今の桜の開花状況を確認すべく、

NHKを見ると、いや~綺麗に咲いているではないですか。

 

と、喜んだのもつかの間、

「花粉注意報」の言葉が目に、

常夏のジャカルタにいながらも、体が凍る思いに・・・

 

忘れていた・・、小生は花粉症だったのである。

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

花粉症は日本でしか症状が出ず、


海外にいるとなんともないのです。

 

以前は花粉症の季節前にまず、医者に掛かり、

事前の対策をしておりました。

 

でもでもやはりつらい時期。

 

お客様と面と向かって接する職業上、

みっともない顔は見せられないため、毎日、薬漬けでした。

 

それがジャカルタへ来た途端、

 

「なんてことでしょう~」

 

すっかり症状はなくなったのです。

 

それから6年間、忘れてました。

まあ、6年も経っているわけだし、体質改善されているかもしれない、

と楽観的に何も用意せず、朝、関西空港へ到着。

 

滞在先へ向かうと・・桜は満開、絶好の花見日和でした!

やはりこれですよ。桜が一番ですね。

 

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だがだが、しかし、一日外ではしゃいでおりましたら、

夕方から鼻の奥がくすぐったい。

 

花粉? いや、きっと鼻毛が延びてコチョコチョしているんだよ、

なんて思っておりましたが、ダメでしたね。

 

【教訓】

体質なんて6年経ったって、

そんなに簡単に改善されやしません。

 

すぐに薬局へ行き、マスクと点鼻薬を購入し、

何とか期間中を乗り切りました。

 

充分に桜と花粉を堪能?し、ジャカルタへ戻りましたが、

やはり1,2日は後遺症に悩みました。

 

花粉もスギやヒノキ等、いろいろな種類があるようで、

4月を過ぎても次は5月の花粉があるようです。

 

まだまだ花粉症に悩まされている方々はいらっしゃると思いますが、

一番の薬はやはり「日本からの脱出」ですね。

 

そんなに簡単にはできることではありませんが、

脱出、いやいやご赴任の際の「お引越し」は、

是非、クラウンライングループにお任せください。

 

もちろん、花粉は運びません!!

でも桜の花びらは、そーっと入れておこうかな。

 

さっ、クラウンラインへ。

http://crownline.jp/

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インドネシア人初のJリーガー誕生!

 
2014年3月31日 カテゴリー:インドネシア, 生活

イルファン・バフディム選手、ヴァンフォーレ甲府へ。

 

サッカーの元インドネシア代表FW、

イルファン・バフディム選手(25)がJリーグ1部のヴァンフォーレ甲府に加入した。

 

1月27日、日本への出発当日にジャカルタで会見を行った。

オランダ生まれオランダ育ちのイルファン選手は、

「技術を高めて、ゴールやアシストをたくさん決め、チームに貢献したい」

と流ちょうな英語で語った。

 

ヴァンフォーレ甲府側も、

「ヨーロッパ流のサッカーを身につけているイルファン選手なら

日本のサッカーにすぐに適応できると考えています。

足が速く、あたりも強く、ポテンシャルがある」

と大きな期待を寄せる。

 

契約期間は一年で、背番号は13。年俸は非公表。

 

Jリーグは現在、収益拡大のため、アジア開拓の戦略を打ち出しており、

イルファン選手は提携国枠のプレイヤーとして登録される。

 

また、ヴァンフォーレ甲府のある山梨県はガルーダ航空と提携し、

インドネシア人観光客の取り込みを図っており、

端正な顔立ちからインドネシアでアイドル的な人気を持つイルファン選手の加入は、

さまざまな面で話題を呼びそうだ。

 

このブログをお読みの皆様もJリーグ中継を見る機会があれば、

爽やかに熱くグランドを駆け抜けるイルファン選手の応援をぜひ、よろしく!

 

イルファン・バフディム

1988年8月11日、オランダ・アムステルダム生まれ。
インドネシア人の父とオランダ人の母を持つ。
2007年にオランダ一部リーグFCユトレヒトでプレー。
2010年8月からはインドネシアでプレーし、同年代表入り。
2013年はタイ・チョンブリFC所属。
身長172センチ、体重66キロ。利き足は右。

ヴァンフォーレ甲府公式サイト
http://www.ventforet.jp

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ジャカルタでの記者会見でユニフォーム姿を披露するイルファン選手(2014年1月)

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